我々は、自然界に酸化物として存在していた鉱石から純粋な金属を取り出して使用しています。

この取出した金属は、自然(元の酸化物)に戻ろうとする性質を持っているため、使用する環境に

応じた防錆防食技術で処理することが重要となってきます。

 この防錆防食技術にかかわるコストを見ると、我が国の腐食コスト調査では、メンテナンス費を

含めると、年間6兆6千億円が腐食対策費として投資されております。この防錆防食技術を活用

し、社会インフラ、製造工場を長期間、腐食から守り、メンテナンス間隔をあけることができれば、

よりCO2排出も減少することが可能となります。

 団塊の世代が退職し、講師からは、過去と同様な腐食事故、施工が起因する腐食が生じている

との連絡を頂く、昨今の状況となりました。これではCO2排出量が増加し、地球温暖化が進行して

環境破壊を引き起こしてしまいます。

 経済産業省の修業式での祝辞では、人材育成の重要性が説かれるとともに、インフラ長寿命化

ロードマップには、人材確保・育成に向けた取組の実施を重要事項と掲げられております。

 このように、防錆技術学校の重要性は、広く認識され、経済産業省、国土交通省、日本商工会議

所の各省庁からも毎回後援を頂き、開校しております。

 現場での実務に携わる方はもとより、設計、管理、研究者においても防錆防食技術全般の理解と

問題点の把握など、広く見渡せると、好評を得ております。

 我々が接する金属は、様々な分野出使用され、防錆法も包装、めっき、溶射、塗装、ライニング、

電気防食と様々な技術が利用されております。

 防錆技術学校では、社内の人材育成により確実な技術継承も可能にし、ノウハウを若手に引き継ぎ、

防錆防食技術をもって社会を豊かにするための社員教育として活用いただける内容となっております。

また、個人にあっては、ご自身の技術の証に、是非、当通信教育(防錆管理士養成講座)を受講され、

防錆技術を活用できる技術者になられることをお勧めいたします。



受講のおすすめ 

      求められる防錆管理士